おかしのまちおかで半額になっていたハロウィン仕様のオレオを食べた。アメリカではハロウィン仕様のオレオはクリームがオレンジだったけど、日本のはパッケージがオレンジなだけだった。
Raspberry Pi の Chromium でホイールボタンを使ったスクロールができないので調べたら 10 年前の Ask Ubuntu がヒットした。いわく、
In Linux based/Mac systems, Google Chrome / Chromium hasn't got this feature.
ということらしい。10 年前から今にいたるまで標準搭載されていないのがちょっと信じがたい。まあ AutoScroll をインストールしたら解決したから問題ないのだけれども。
Chromium の設定画面見たところ、見覚えのないエクステンションが 2 つあった。一つが h264ify 、もう一つが uBlock だ。いずれもプリインストールされていたもの。
h264ify は YouTube の VP8/VP9 コーデックを H.264 でストリームするようにするらしい。 uBlock はアドブロッカー。いずれも CPU への負荷軽減を謳い文句にしている。スペックが高いとは言えない Raspberry Pi にはうってつけだ。
アドブロッカーがプリインストールされているのは少々驚きだった。一昔前、アドブロッカーが出始めた頃にその善し悪しが話題になったのを覚えている。当時の私は、無料でサイトを見ることができるのは広告のおかげで、無料で公開してくれているサイトを支える意味でも広告は見てあげる必要がある、ということでアドブロッカーは使わないようにしていた。
ただ実を言うと 2 ヶ月前からアドブロッカーを使い始めている。理由は、広告に耐えられなくなったから。主に記事などを見るためにインターネットを使っているのだが、記事の段落の間に広告があったり、ページの脇にガチャガチャした広告、特に動くやつがあると目障りで仕方なかった。しかも広告の内容が回り続けるコマ、遊ばないスマホゲーム、歯を白くする方法など興味ないものばかりなのだ(もっと AI でパーソナライズ頑張れないのか?)。 Ethical Ads と Carbon Ads は便利そうなサービスが表示されるのでクリックすることがある。
かなり前からスマホでは JavaScript を切って使っている。体感では 7 割のサイトは問題なく使える。先日は Google が使えなくなったけど。
クリエイターに対して還元する必要があるのは間違いない。友人から教えてもらった Scroll はかなり気に入っていたが、 Twitter Blue に統合されてから日本では使えなくなった。使えるようになるのが待ち遠しい。 The Guardian と Wikipedia にも毎月お金を払っている。お気に入りのクリエイターは Patreon でサポートしている。
ただ、最初から有料だとユーザーベースが固まらずに継続が難しくなるのも確かだ。フリーミアム的なビジネスモデルが良いのかもしれないが、最初の無料期間は広告以外に選択肢がないので塩梅が難しい。アドブロッカーがデフォルトなら、漫画村のような海賊版サイトも収益化できなくなって淘汰されるかもしれない。同時に、広告収入で活動を維持している零細クリエイターも消えていくかもしれない。何か良い方法はないものか。
思考の一貫性について。
数年前までは Wikipedia 広告つければいいじゃんって思っていたけど、最近は Wikipedia が一貫して広告をつけてこなかったことに感謝している。あらゆる利害関係から独立した集合知としての重要性が見え始めているのだと思う。
知識へのアクセスは無制限であって欲しい。ソフトウェアもオープンソースであってほしい。そう思えているのもオープンアクセスとかに興味を持って、率先してそういった情報を求めた結果フィルターバブルに閉じこもっているからではないかと思うことがある。もしかしたら私が知らないだけで、ペイウォールで命拾いしている人もいるのかもしれない。
経験、新たな知識、そのときの状況などによって人の考え方は変わる。考え方について時間的な一貫性はなくても良いが、ある時点においての、結論を導き出す過程のロジックについては一貫性を持ちたいと思っている。だけどもしかしたらこの考え自体も将来的に変わっているのかもしれない。