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デュアルディスプレイにした

最近 Eat, sleep, code, repeat な生活をしていて、特にウェブアプリケーションだとホットリロードで都度画面を確認したかったりするのでモニターを増設したいなと思った。なので Amazon Renewed (Amazon 整備済み品) で 9000 円の IODATA LCD-MF211EB 20.7 インチのモニターを買ってみた。

セットアップ 正面

(画面に写っているのは今作っているウェブアプリ)

傷や汚れは一切なく新品同様のモノが届いたのだが、1 つ問題があり、私はモニターアームを使うのだが買ったモニターは台座がついた状態で届いたのだ。それだけ聞くとただ台座をはずせば良いだけの話じゃあないかと思うかもしれないが、この台座を固定しているネジが尋常でないくらい固く絞められているのだ。手元にあった柄が細い精密ドライバーでは歯が立たず、グリップがついたものが必要だと判断し近くの百均に買いに行った。家に帰って使ってみたところ 2 つあるネジの片方は外れたが、最悪なことにもう片方のネジがなめてしまった。

出品者に相談することも少し考えたが、動作は問題ないしネジ穴を潰したのはご自身でしょうとか言われたら間違いなく泣いてしまうのでやめておいた。

残念ながらこれだけ技術が発達した現代でも人類はなめたネジを外す確実な方法を持っていない。ネットで調べて、輪ゴムを噛ませて回してみたが穴の空いた輪ゴムができただけだった。瞬間接着剤を使うと外れることがある、という情報もあったのでまた百均に買いに行った。家に帰ってやってみたところ瞬間接着剤がペリペリ剥がれるだけだった。

台座とモニターの接続部は、台座側の金属板と、モニター側の厚さ 2 ミリほどのプラスチックのケーシングをネジで固定した上でさらにバネがついたツメでも固定する構造だ(というかなんでこんな強固な設計なんだ。ツメだけでよくないか??)。プラスチックの部分を溶かして外せないかと、もう一度百均に行きチャッカマンを買い、マイナスドライバーを炙って押し当ててみたが全然だめだった。

というわけでもう諦めることにした。台座の部分とネックの部分が分離可能だったのが不幸中の幸いだった。百均まで 3 往復した結果、取っ手が生えたみたいなモニターと、瞬間接着剤がこびりついたネジ回しと今後使う機会がないであろう瞬間接着剤とチャッカマンが手に入った。

取っ手が生えたみたいなモニター

さて、肝心の使い心地はどうなのかというとこれもまた微妙だった。安いしサブディスプレイだしほぼ正面から見るし問題ないだろうと考え VA 方式のものを選んだが、長辺方向(通常の置き方では横方向)の視野角度は比較的広い一方で短辺方向(通常の置き方では上下方向)の視野角度が予想以上に狭かった。製品仕様には上下 160 度あるって書いてあるけど実際の使用感だと正面から上方向 90 度は普通に見えるけど正面から下方向は急に色の判別ができなくなる。縦置きで正面から見ると右目と左目で画面の明るさと色が異なって見にくいので少し角度をつけて見る必要がある。これだったら妥協せず新品の IPS にしとけばよかったなと思う。

正面から VS Code を見た写真 斜め右から VS Code を見た写真

というわけで何かとうまく行かないサブディスプレイ導入なのでした。