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OSS 、リカレント教育

思ったことやメモをつらつらと。

OSS について。

faker.js の作者が自身のライブラリを破壊して世間を騒がしていたが、直後にフォークをもとに community-controlled なプロジェクトが立ち上がっていた。そのプロジェクトの discussion を読んでるとプロジェクトの進行の様子維持費の工面の難しさが見れて面白い。特にこのコメントはこの人の思慮深さが見えて好きだ。

OSS の財政面の困難については Babel のブログ記事が面白い。

今回のことの発端は、 OSS 作っててもお金にならずいろいろ大変な状況になって耐えられなくなった、というのが私の認識だ。企業が OSS を SaaS として提供するフリーライダー問題に対処するために MongoDB が Server Side Public License というものを 2018 年に作っていて、Elasticsearch もそれを2021 年に採用している(Elastic License とのデュアルライセンス)。あとソフトウェア用の CC ライセンスのような PolyForm License というものも出てきている。

リカレント教育について。

企業は社員に対して、辞めてしまう可能性があるのならばその社員の長期的な成長に投資すべきでないと判断するだろう。一方で(多少でも向上心や将来への不安がある)社員は自分自身の長期的な成長に投資したいと考えるはずで、日々の業務から学ぶものが無いと仕事が苦になる。なかなかのジレンマだと思う。 Side project time は最強だと思うし、そこまでいかなくても育児や介護など特定の理由に限らない時短勤務の制度があったら良いと思う(もしかしたらすでにあるのかもしれない)けど、そうした柔軟な制度を用意するのも企業にとっては負担となるのだろう。