記事 1。
何でも取りすぎは良くないということはわかった。
記事では Seven Countries Study を酷評していて、研究を指導していた Ancel Keys はなんてひどい人なんだと思ってしまったけど、調べてみたらそこまであからさまではなさそうだった。あるいは、1970 年代は実際にひどかったのかもしれない。面倒くさくて実際の論文とかは読んでいない。The Guardian はかなり信用しているので、書かれていることを特に根拠もなく全面的に信じてしまいそうになっていた。怖い怖い。
Ancel Keys が自身の仮説を有力なものとするために Seven Countries Study で分析の対象とする国をチェリーピッキングしたという話を読んで、同じく 1960 年代にアメリカのタバコ警告表示に関する公聴会で Darrell Huff が、タバコが本当に体に害があるかはわからないと適当こいた話を思い出した。
あと、記事の中に出てくる論文が面白かった。ある分野の「権威」的な人が亡くなると他分野の人が参入しやすくなって研究が活発になる、という内容。
記事 2。
「倫理的な AI は不可能だ。その理由は?」という問に対して、「AI の倫理性は人間が決めるものであって AI 自身で決めるものではないから。」と返したという内容があって、面白いなあと思った。考え方としてはデュアルユースというものが昔からあるけど、それを理由として引っ張ってきていることにちょっと感動した。