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統計学の勉強

最近、統計学を勉強するにあたっての教材を人におすすめすることがあった。そこで僕自身が勉強していたときにもかなり助けられた、池田郁男さんによる「統計検定を理解せずに使っている人のために」をおすすめした。

これらの資料を黒木玄さんが酷評していることを知っているが、それでも僕はいまだにこの教材を人におすすめしている。理由は、統計学の勉強を始めたいと思っている人がおそらく一番最初に苦戦する標準偏差とかの解説が丁寧である点、たくさんある手法とその使いみちの概観を示している点、そして僕が黒木玄さんの指摘を理解できていない点にある。

僕が思い描く理想の世界では、池田郁男さんが CC-BY ライセンスで公開して、黒木玄さん(やその他いろいろな人)がそれに修正を加えて再度公開することでわかりやすい上に正確な教材が出来上がるのだけど、残念ながら現実世界ではそういったエコシステムはまだ見る機会は少ない。 Github pages で公開されている内容に対して修正の pull request を送るといった修正方法を取れると、修正した履歴とコントリビューターも追えるしなおさら良いと思っている。

ちなみに Creative Commons ライセンスで公開されている日本語の統計学の教科書はある 🙌

あと、おそらく CC-BY で利用可能な、文部科学省の高等学校情報科教員研修用教材も想像以上に充実している。高等学校情報科「情報 Ⅱ」教員研修用教材の第 3 章で重回帰分析や主成分分析について触れられている。